DHC 化粧品
化粧品・サプリメントの製造販売の有名メーカー
DHCといえば化粧品だけでなくサプリメント(健康食品)の製造販売メーカーとしても広く知られている企業です。
この「DHC」という名称は「Daigaku Honyaku Center(大学翻訳センター)」から来ているもので、創業者である吉田嘉明氏が創業当初は大学の研究室から洋書の翻訳委託業務を行っていたことから付けられたものです。
創業は1972年で、1975年には株式会社として組織を整えています。
化粧品業に進出したのは1980年になってから、1983年からは主に通信販売において化粧品を販売する業務を行いました。
現在では化粧品の通信販売はネットを通じてごく当たり前にされていますが、1980年台の頃は通信販売はFAXや電話を通じて行うものとなっており、いち早く新しい化粧品の販売網を作った会社と言えます。
当時はテレビCMで「0120-333-906(ゼロイチニーゼロサンサンサンのキューレイロク)」というメロディに乗せて歌う美輪明宏の様子が頻繁に流されていたので、多くの人が自然にメロディーを口ずさむことができるのではないかと思います。
なおこのフリーダイヤルの番号は現在もDHCの通信販売受付用の番号として機能をしているので、ネット環境がない人も簡単に注文が可能です。
DHCが通信販売で売上を大きく伸ばすことができた理由として、肌に優しい安心素材を使っているということが挙げられます。
多面的な情報発信でユーザー数を増やす
DHC化粧品の特徴となっているのが、多面的な広告展開です。
通信販売をメインとして販売していた時期には、安心をして使用をすることができる製品であることを強調することで、「最寄の小売店では買えない製品」であることをアピールしました。
現在では化粧品を通販することは全く珍しくなくなりましたが、DHCは美容情報や健康食品の新情報を掲載した冊子を定期刊行し、会員に送付することでリピーターを獲得しています。
また無料で使えるサンプルキャンペーンも頻繁に行っており、CMだけに頼らない広報活動を的確に行っているのも特色です。
価格帯としては決して安いというわけではありませんが、反対にハイクラス化粧品のような高価なものでもなく、継続的に使いやすい値段でまとめています。
人気の製品としては「DHCスーパーコラーゲン」やアスタキサンチンを含有した「オールインワンジェル」などがあり、肌の悩みを持つ人に対して魅力的なラインナップを揃えてくれています。
公式サイトで通信販売をすることで割引制度やプレゼント制度なども受けられるようになっており、かなり独特の販売網を確保していると言えるでしょう。