イヴ・サンローラン
ブランド力は抜群の「YSL」
イブ・サンローランは、日本でも知名度の高い大人気のファッションブランドです。
半生を描いた映画も製作されていることから、かなり詳しくブランドの成り立ちを知っている人も多いのではないかと思います。
創業者であり、そのままブランド名として冠されているイヴ・サンローランは60年代を代表する世界的なデザイナーであり、かつてフランスのオートクチュール界の天才とまで呼ばれていました。
イヴ・サンローランはフランス領であったアルジェリアのオランで生まれています。
1954年の17歳の時にパリへと渡り、その3年後に運命的な出会いである師匠のクリスチャン・ディオールの元で働くこととなります。
ディオールと関わった期間は非常に短いのですが、21歳の時にクリスチャン・ディオールが死去したことにより主任デザイナーとしてブランドを世界的に飛躍をさせます。
1961年にはクリスチャン・ディオールを退社し、自らの名前でブランドを立ち上げます。
恋人であるピエール・ベルジェとイブ・サンローランは現在までも語り継がれる伝説的なカップルで、この二人の才能が一気に世界的スターの座へと駆け上っていくことになったのです。
イヴ・サンローランの特徴は従来までの価値観からの開放であり、当時はマイナーな存在であったロシア地域やアジア地域のデザインを積極的に取り入れました。
おまけではなく本格的に開発をしたコスメ製品
世界的に有名なファッションブランドがコスメを販売するという例は決して珍しくありません。
ですが、イヴ・サンローランではファッションありきで開発をするおまけとしてのコスメではなく、かなり本格的に製品を提案しているところに特徴があります。
日本ではどちらかというとギャル系ファッションで使用されているイヴ・サンローランのコスメですが、これも従来の殻を破った奇抜な美の追求という当初からのコンセプトがユーザー層とマッチしているからでしょう。
もちろんギャル系以外の人にもYSLのブランドは大変人気が高く、中でも「ルージュ ヴォリュプテシャイン」はゴールドのケースに滑らかなスティックが大きなインパクトのある定番製品です。
「ルージュ ヴォリュプテシャイン」のキャッチフレーズは「ひと塗りで恋に落ちる、キスしてるみたいな快感」というかなり刺激的なもので、これから好きな人とのデートに向かう女性などへの勝負リップとしても有名です。
価格帯は決して安いとはいい難く、ハイクラスコスメの中でもかなり上位に位置するブランドとなっています。
しかしその価格あってこその重みや迫力があるということも確実に言えるブランドなので、特別な日用にお気に入りのアイテムを一つ購入してみることをおすすめします。