着回し
みんな同じ服
最近の女子大学生について色々言いたいこともあるでしょうが、
今回は女子大学生のファッションについて見てみたいと思います。
近年の女子大学生を見ていると、みんな同じような服装をしている人が多いという意見がインターネット上で
書かれているのですが、あまり女子大生に注目してファッションをチェックするという人はいません。
あまり気にならないという人が多い中でも、同じ大学に通っている男子大学生や大学の関係者が見ると、
やはり女子大学生のファッションが気になってしまうことがあります。
しかし、同じようなファッションとは言っても全く同じ服装をしている訳ではありません。
服の色が同じであったり、髪型が同じであったりすることが多く、集合写真を見ると
誰だかわからない場合もあるのです。
なぜ服が似るのか
もちろん示し合わせている訳ではありませんし、同じ店で服を購入している訳でもないのですが、
このように服装が似通ってしまう場合が多いというのは、やはり女子大学生も不景気の影響を
受けているということでしょう。
即ち安くて見栄えの良い服を購入して着ているので、似通ったファッションになってしまうことが
あるのでしょうが、似たような恰好をすること自体は問題ありません。
景気がよかった頃にはアルバイト代も高かったですし、親からもしっかりと仕送りを
受けていたでしょうから、ある程度贅沢もできて、あまり人と同じようなファッションをしないで、
個性を出すような服装が好まれていました。
しかし、不景気な現在では大学生のアルバイトもあまり待遇がよくありませんし、
アルバイトの数自体も減少傾向にあり、親も不景気や増税のあおりを受けて
自分の子供に援助できる金額も限られてしまいます。
現在ではこのように似通ったファッションが雑誌などで取り上げられるようになるほど
定番となりつつあるのですが、服やスカートの組み合わせを変える、装飾品の身に付け方を変えるといった
あまりお金のかからない方法でおしゃれをする女子大学生も多くなっているのです。
このように1部の組み合わせを変えて雰囲気を変化させることを着回しと呼んでいるのですが、
着回しは女子大生の間ではかなり流行っていると言えるでしょう。
昔は洋服や髪型がかぶると相手が気分を悪くするという時代でしたが、現在では気が合うとして
逆に仲良くなる女子大学生もたくさんいるのです。中にはツイッターやフェイスブック、ブログなどに
かぶった服装をアップして仲がよさそうな感じを表現していることも多くなっています。
特に大学は小学校と同じく普段着で通学するのが一般的なので、
日常的に洋服の好みが似ているということが言えます。
確かに個性が出ていないというデメリットはあっても、似ている服で仲良くなる人が増え、
経済的にも節約できるという点では、着回しはとてもメリットが大きいと言っても過言ではありませんし、
今後はもっと多くの女子大学生に広まっていくことも予想されます。